Archives

This is the archive for November 2006

タイアップの青木康と申します。

タイアップのテーマです。
小品ですが、必要で楽しいオンリーワン・ベストワンの商品にします。


文明は、目的を次々に手段に変えて「発展」してきました。
鳥のように空を飛びたいという夢が目的となって、複葉飛行機という手段を作りました。1903年12月17日、滞空時間12秒・飛行距離36叩史上初の飛行です。

荷物を運ぶという目的は、貨物飛行機という手段を作ります。
人を遠くに早く運ぶという目的のために、旅客機という手段を開発。
更に目的によって、戦闘機・ジェット機という手段を作りました。
人類が空を飛んで100年チョッと、今や宇宙探査・宇宙旅行という目的を、ロケットや宇宙ステーションという手段で実現しょうとしているのです。

目的が実現すると、その目的を手段にして次の目的も手段にする。
世界は、目的を手段に、その手段を目的にして次々と「発展」して来ました。
しかし、その手段・手法を作り出す発明は突然出来るものではありません。 
発案者がいて、試作・失敗を繰返し、絶え間なく改善・改良・開発されて行くのです。アイデアが開発されるまで、計り知れないエネルギーが注ぎ込まれています。 

手段のない目的は、夢とか空想とか言われます。
空想することは人間だけの持つ素晴らしい能力です。
人類以外の動物は、空想したり夢や希望を持ったり明日を考えたり、まして生産したり開発したりすることはありません。
動物は生きる手段を親から授かって生まれてくるので、生きる手法を考えたり、学校を作る必要がないのです。
物を消費するだけですが、毎日を命がけで生きています。

人も動物も無目的に生まれてきます。
人間だけが、親、学校・先生、そして地域、社会から知識や生き方を学び、習得しながら人生を作ってゆきます。人間は働くことの出来る動物なのです。
人類は、石器時代には狩りをし、住居は穴ぐら。どんな学問もありませんでした。
「千年学校」は人間に言葉、技能、技術、芸術、文化や学問を与えました。
私達はこの千年学校に石器時代に入学し、今もずっと在校生なのです。

人生の目的は、助け合って幸せに生きること。そして、そのための手段と教育を千年学校に繋げていかねばなりません。
人類は生きている場所・時代・制度という制約と変化の中で、幸せに生きるための絶対必要条件(平和・自由、環境・生活等の維持、飢餓・災害・障害疾病の対応等々)を確立させ多くの人との共助で生存していきます。各人が感謝する対象を見出し、助け合う精神を高め、人として成長して行く。
これこそ、人類共通の「幸福(相対)な生き方」と言えるでしょう。

     
ローテクの話に移ります。
タイアップは1964年 (昭和39年) に作りました。発案者は私の先生。製作当時、先生は 72才 ( 明治27年生 ) 私は 22才。
戦前に8年間のドイツ留学を経験している先生は、徹底した論理主義・合理主義者でした。大学では経済原論を教えていました。
私は子供のいない先生夫妻と一緒に暮らしていましたが、この話は省略します。
   
「結び方と止め道具を組み合わせ、首を締めないネクタイを考えてごらん。」
先生自身、身近な物をワンタッチに変えて使っていました。
例えば、他大学で講義をするために10日間ほど出張される。
大きなボストンバッグに、下着やワイシャツ等をギュウギュウ詰めにして持ち歩く。これが当時の街で見かける出張者の格好でした。
先生は手提げカバン一つを持って軽々と飛行機に乗り込むのです。
カバンの中には、先生発明の「ワンタッチ製品」が入っている。それでカバンが嵩張らないのです。
   
出張前日の夕方。
奥さんがワンタッチ袖口とワンタッチ襟にアイロンを掛けます。
両方の袖口が合わせて 20 枚、襟が10枚。
袖口と襟にはボタンが着いています。
袖口・襟なしの「特製ワイシャツ」に、このワンタッチ袖口・襟を装着するのです。
「汚れるのは袖口と襟だけ。シャツ 1枚で10日間大丈夫なのよ。」        
   
話を戻します。
本頁・商品説明の「ネクタイの結び方〜B式」が分かり易いという先生の意見により「差込口」を取り付けました。
「首を締めないので血圧が上がらない。」 高血圧症の先生の評価は上々。私達の使用目的は専ら「健康なお洒落用具」でした。
   
健康的なオシャレ・ツールということに加え、
 ー蟷ちのネクタイが使える。
 ⊆鵑鮃覆瓩覆ぁ
 D垢気猟汗瓩自由に出来る。
 ぅ優タイが傷まない。
 ゴ歙いできる。洗濯が簡単。
 Ε螢侫ーム経費が全く掛からない。
   
1998年(平成10年)、私は東京に転勤。
新しい仕事も気がかりでしたが「止め具」をどうするかを考えていました。
先生から頂いた止め具が手許に二ッしか残っていないのです。
在京中に作るしかない。関東地域の数社に製品化をお願いしました。
しかし、私の事情で製品化が中々具体化しません。
私が頻繁に会社を訪ねられないため、打合せが進まないのです。
金型・成型業者の方々は私との商談は無理と判断されたのでしょう。
迷惑をお掛けしました。
   
東京勤務も2年近く経っていました。
今から訪ねる会社にお願いして、製品化出来なければ諦めよう。

業界大手・東京支店の営業部長に電話を掛けました。
「うちの会社は自動車のボンネットやパソコンのプリンターを作ってるんでネ。そんな小物は作らんワ。失礼。」
話の途中で受話器をガシャと切られました。私は電話をすぐに掛け直す。
「先程は恐縮しながらやっとの思いで電話を掛けましたが、対応が失礼です。
私が今すぐ 1億円の発注をしたら、貴方はきっとタクシーで飛んでくるでしょう。
ドンナ小さな話でも真面目に取り込むのが営業ではないでしょうか。」
部長が何か言い始めましたが、私は受話器を切りました。
作ることを諦めました。
                                          
翌朝出勤すると、職場の入口で声を掛けられました。
昨日電話で話した O 営業部長でした。
「昨日は失礼しました。お詫びします。十両の御客様より百文の御客さんを大事にせよ。昔の諺です。改めて反省しましたヨ。」
彼は 60才前後で白髪交じり。怒り口調で図図しく威張った感じの人でした。
「うちの下請会社に、素晴らしい金型製作所がありますので紹介しましょう。」
      
彼は毎週土曜日、私の職場に必ず来てくれました。夕食を一緒の打合せ。
翌日曜日は隣県の町工場を二人で訪ねます。
下請の社長は70才代後半の一人親方でした。些かも妥協心のない匠。
O 営業部長さえも毎回低姿勢で聞き役一方なのです。
匠人は私を責め問うように、話の良し悪しを判断し金型を作り上げていきます。
   
彼と町工場を訪ね始めてから二ヶ月が経っていました。
行き帰りの電車の中やレストランで語り合う中、彼の迷いが見えてきました。
経営陣との感情的ないがみ合い。会社を辞める気でいる。
彼は躊躇いながらも私の意見を求めてきました。

サラリーマンの殆どは、仕事より社内の人間関係に疲れます。辞めたいと思うのはしょっちゅう。
「貴方の関心は社内だけに向いている。組織内のことでスベッタのコロンダの腹が立つのと愚痴ってる。そのエネルギーはお客さんに使って下さい。貴方の評価は出口のお客さんが決める。お客さんが納得する仕事をすればいい。」
彼は穏やかな表情でうなずいていました。
   
私が匠人の会社に行けない時には、彼が一人で進めてくれました。
金型が出来上がり、それを宮崎に発送するまで付き合ってくれたのです。
ネクタイ止め具「タイアップ」は製品になりました。





快適・健康・福祉・簡単・便利・安全・安心ネクタイ・ツール 
 
就職活動、入学、卒業、入社、バレンタイン・デー、父の日、クリスマス、誕生日、記念日のプレゼントに最適、サプライズの贈り物

男のオシャレ 男の身だしなみ 襟元をキメル


おしゃれ ネクタイ、快適 ネクタイ、福祉 ネクタイ、健康 ネクタイ、簡単 ネクタイ、安全 ネクタイ、便利 ネクタイ、スクール ネクタイ、特殊 ネクタイ・ツール



挨拶も、礼儀作法も、お洒落も、清潔にするのも・・・、
スーツや、靴や、ベルトや、ネクタイをするのも・・・、
髪を整えヒゲを剃るのも、服装や言葉を整えるのも・・・、
人に不快感を与えないため、人も自身も快く楽しくするためです。